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お葬式の挨拶
参列者の挨拶
ワンポイントアドバイス
 

◆挨拶のポイント◆

1.会葬してくださったことへのお礼。
2.故人が生前にお世話になったことへのお礼。
3.故人の回想。
4.家族への支援の依頼。


哀しみに暮れながらも、会葬者へのお礼の気持ちを述べます。
遺族代表の挨拶は、喪主かその代理の親族がします。
聞いている会葬者も、遺族が哀しみをこらえて挨拶を述べることは辛いだろうと察していますから、簡単なもので十分です。
できるだけ感情に走らず、平静な口調で話せる努力をしたいものです。

◆挨拶例文◆

簡潔な中にも感謝の気持ちを込めて次に挙げるのは典型的な例です。
 (例文)

 本日は、お忙しいところを、○○の葬儀にご会葬くださいまして、誠に
 ありがとうございます。このように大勢の方々にお見送りいただき、
 さぞかし故人も喜んでおることと存じます。
 遺された私どもは未熟者ではございますが、今後とも故人同様、
 ご指導、ご鞭撻賜りますようお願いいたしまして、ご挨拶に
 代えさせていただきます。

 (例文)

 遺族を代表し、一言ご挨拶を申し上げます。
 本日は、ご多忙のところ、遠路ご会葬いただき、厚く御礼を申し上げます。
 生前、故人に寄せられた皆様のご厚情に対し、心より御礼申し上げます。
 私どもは、未熟ではありますが、故人の教えを守り、精進していく所存です。
 皆様方には、故人と同様お付き合いいただき、ご指導いただけますことを
 お願い申し上げます。
 本日はありがとうございました。

この2つは典型ですが、実際には、家族の目から見た人となりや、エピソードが挟まれるケースが多くあります。例2を使って展開してみましょう。
 (例文)

 遺族を代表し、一言ご挨拶を申し上げます。  
 本日は、ご多忙のところ、遠路ご会葬いただき、厚く御礼を申し上げます。

 父は、「仕事一筋」の人間で、したがって趣味もとりたててもたず、
 家にいるときはいつも所在なげでボンヤリしておりました。
 母や私ども子供が何を言っても笑ってフンフンと頷いてばかりでしたが、
 他人の悪口を言おうものなら、突然に大声で怒ったものです。
 「他人の悪口を言う前に自分に悪いところがないか反省しろ」
 というのが口癖でした。今もそのときの怒った様子が目に浮かびます。
 仕事場でも偏屈なところがあり、ご迷惑をおかけしたこともあるのでは
 ないかと心配しております。この際、お許しを賜りたくお願い申し上げます。

 このような父に対して、生前寄せられました皆様のご厚情に対し、
 心より御礼申し上げます。
 私どもは、未熟ではありますが、故人の教えを守り、精進していく所存です。
 皆様方には、故人と同様お付き合いいただき、ご指導いただけますことを
 お願い申し上げます。
 本日はありがとうございました。

平凡ではあるが、まっすぐなところのある父親の姿と、それを愛している子供の心情が伝わってくる感じがします。
喪主が故人の妻である場合、子どもである場合などいろいろあると思いますが、それぞれ思い出などを織りまぜながら挨拶することで、故人への想いが会葬者により伝わることでしょう。

◆挨拶のポイント◆
1.話したいことを整理しておく
何を話すか、要点を箇条書きに整理しておきます。話したいことがたくさんあっても、その中で、これだけはというものだけに絞りましょう。
2.原稿用紙などに書いてみる
整理したメモをもとにして原稿用紙など書いてみましょう。速く話して400字原稿用紙1枚が1分位です。ゆっくり話して3分なら原稿用紙2枚です。1回声に出して読んでみて時間を測ってみましょう。
3.挨拶は長すぎない
長い挨拶が良いとは限りません。自分の想いを全て語ろうとしたらどんなに時間があっても足りません。葬儀委員長の式辞で5分程度、弔辞であれば3分程度におさめましょう。
4.長い前置きはいらない
想いがつのり、ていねいな長い前置きを長々と述べてしまうとかえって逆効果です。短い時間ですから、一番伝えたいことに時間を使うのがよいでしょう。
5.一番伝えたいことは一つに絞る
だらだらを話しても、聞いている人に想いが伝わりません。最も伝えたいことを一つに絞ってそれを中心に話しましょう。
6.きれい過ぎる言葉は心に残らない
挨拶というときれいな言葉、飾った言葉のオンパレードになりがちです。しかし、聞く立場になってみるとあまり心に残りません。また決まり文句を多用するのも同じです。本当に伝えたいことを心をこめて話すほうが相手に想いが通じるものです。できるだけ自分の気持ちに正直に、自分の言葉で話したほうが想いが伝わり、感動を引き起こします。
7.わかりやすい言葉で話す
葬儀というとむずかしい言葉のこれまたオンパレードです。やさしい、聞いてわかりやすい表現を使いたいましょう。原稿があっても、話しを聞いてもらうのですから、自然な言葉遣いで、人にわかりやすいように、ということを心がけましょう。
8.上手に話そうと思わない
話すプロではないのですから、上手く、立派にということを意識しすぎないようにしましょう。上手く話そうと思うと、言葉を必要以上に飾ってしまいがちです。自分らしく話すことを心がけましょう。
9.ゆっくりと語りかけるように
あわてず、ゆっくりと語りかけるように話します。聞いている人に対し、文章を読んでいる感じではなく、目を見て語りかける感じで話すとよいでしょう。
10.自分らしい話しをする
できあがった人の弔辞に名前だけを変えて話をしてみたところで、形は立派でも心がこもらないために相手に想いが伝わりません。故人との一番の思い出を、下手でもいいから自分の言葉で語ることで想いが伝ります。


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