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正しい食事

 病気を治すにも、病気にならないためにも一番大事なことは本人の普段の生活態度です。

 特に食事は大事です。なぜなら私たちの体は毎日新しい細胞が生まれ、知らない間に古い組織がなくなり新しい細胞に入れ替わっています。その材料となるのが毎日食べている食事です。その食事の内容が悪ければ病気になり、良ければ健康になります。

 ところが、最近は正しい食事の本質を知らずマスコミなどでこれを摂取すれば健康になりますとか、栄養士さんがこれは良いですと紹介されますとすぐ飛びつきますが、実はこの食事も東洋医学的な発想が大事なのです。

 普段みなさんは西洋医学的な分析栄養学に慣らされています。これが大きな間違いなのです。

 たとえば 戦後私たちは「牛乳はカルシュウムが入っているから良い」と牛乳を飲み始めましたが、中には牛乳を飲むとすぐ下痢をしてしまう人がおります。これは日本人には体質的に牛乳の成分を消化する作用が不足しているのからで、腸のなかで牛乳が消化されず腐ってしまうためです。

 私たちは地球上に住んでいますが、住む場所は寒い地方、暑い地方、温暖な地方など違いがあります。当然長年食べてきた食材もその地方で取れるものを食べてきたはずです。

 私たち日本人は亜熱帯に住んでおり、春夏秋冬の季節があり、昔から穀物(稗・粟・米)などを主食にし、大豆類や根菜類や海藻を食べてきた人種です。そのため欧米人より腸の長さが1m長いと言われております。これは繊維質が多いものを食べてきたから時間がかかるためです。

 つまり、人種により地球に住んでいる場所により、食べ物に違いがあります。体質も違いがあるのです。これが基本です。

 そして、食材も前記の東洋的哲学の陰陽論に基づいて分けられるのです。

 食べ物は大きく分けて、温めるものと冷やすものに分かれ、さらに血液をきれいにするものと逆に汚すものとに分かれます。そして一番良い食べ物は血液をきれいにし、体を温める物をとるのが大事なのです。これを説明するにはもっと多くの紙面を要しますのでここでは省きますが、結論を言えば我々日本人が昔から食べてきたお米・大豆類・根菜類・海藻類をとることが一番体に良いのです。